ロンドンではチャールズ・ディケンズとお茶をしませんか?

イギリスで1番有名な作家といえばシェークスピアです。彼が書いたものを読んだことがなくても、彼の名前くらいは誰でも知っています。では2番目に有名な作家はと聞かれると、私なら150年ほど前に活躍したチャールズ・ディケンズを挙げたいと思います。

ディケンズは『二都物語』や『オリバー・ツイスト』をはじめ多くの本を書きましたが、私が好きなのは『クリスマス・キャロル』です。私は毎年12月になるとこの本を読んでいます。
彼はつねに貧しい人の味方で、小説を書くことによって社会をよくしていこうと考えていました。現代では彼が書いた物語は本になっていますが、当時は新聞に載っていたそうです。人々は新聞を読むたびにディケンズと接していたのですから、当時の人々にとって彼がどれほど身近な作家であったのかが伺えます。彼は読者の感想を重視し、人々が好むような話を作っていたそうですよ。

そのディケンズが住んでいた家がロンドンに残されています。地下1階、地上3階立てで、裏には小さな庭があります。一戸建てではなくて、3階建ての長い集合住宅を上からたてに切った一部なのですが、この説明でご理解いただけるでしょうか?
彼の家族がそこに住んでいたのは、彼が作家として成功して裕福になった頃だそうです。貧しい家庭に生まれて苦労を重ねてきた彼が、経済的に余裕ができたことで思い切って購入した家でした。

この家ではディケンズが使っていた机やイスが見られます。しかし服やベッドなど彼の日常生活が感じられる物はなく、「ディケンズの家」というよりも「ディケンズ博物館」に近いように思いました。
地下の部屋では彼を紹介する映像がテレビで流されています。映像はかなり詳しい内容のようで、彼の両親の生い立ちまで含まれていました。ディケンズ本人の暮らした家で彼の生涯をしのぶのは、ファンにはこの上もないぜいたくなことですね。

ところでこの家にはもっと秘密の楽しみ方があります。1階の奥には小さなカフェがあり、このカフェは入場無料なのです。この家を見学した時だけでなく、街歩きでちょっと疲れた時に彼の家でお茶でも飲んでいきませんか?ビクトリア朝のイギリスを代表する作家の家をカフェとして使うなんて、おしゃれで上品な過ごし方ではありませんか?

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